PCだけじゃなく、人生にもセキュリティを - 管理人です

2018/06/24 (Sun) 00:18:35

https://news.nifty.com/article/domestic/society/12213-20180623-50164/

近畿エリアの交通網の運行状況、不通情報を探るために「公式ホームページ」にアクセスした関西人が多かった。しかし、近畿エリアの交通網を運営する企業は、この手の情報確保のためのセキュリティを軽視していたため、結果として利用者らはアクセスできず、企業側は「本当に必要な時に、必要な情報」を提供できなかったのです。管理人は災害に備えて携帯電話を数回線確保、WiMAXのようなmobile通信と複数の異なる通信手段を確保するように努力してきました（だから、どうだというわけではないのですが）。

先日もコメントしましたが東京や大阪のような都市部で「ガソリン型の発電機」を夜間に使うことは、ちょっと騒音の点で困難だと思います（日中でも困難かもしれませんね）。そこでジャンプスターターのような小さい電源の確保をおすすめしました。

さて、本題に戻りますが巨大災害時、「正確」な情報の確保は非常に困難です。まずコチラ側の電源などがダウンしている可能性がありますし、東日本大震災時は携帯電話（スマホなども）の中継基地局が津波でなぎ倒されており、停電がなくても使えなかったのです。また仮に携帯、スマホが使えたとしても、本件記事のように「鉄道会社のホームページにアクセスできない」という場合も実際にあります。

企業側はホームページがダウンした場合であっても「それ以外のルートで」情報発信できるよう最大限の努力をしなければなりませんが、個人の側もホームページにアクセスするだけじゃなく、Twitterを使う、LINEを使うなど「複数」のルートを平時から確認しておかねばなりませんね。熊本の地震被害の際も、熊本県庁などの公式ホームページはダウンし、災害時に有用な情報を発信することができませんでしたが、とりわけ「問題」だったのは熊本県庁の「Twitterくまもん」までが停止してしまったことでした。県庁などの公式ホームページが停止したとしても、県庁の公式くまもんのTwitterが活発に発信できていたら、デマを否定したり、必要な情報を発信したりと、大混乱を鎮める方向で一定の効果を発揮できたのではないか？と指摘されておりましたね。

皆さん。

巨大災害時は、携帯電話やスマホ「それ自体」が使えないと思っていてください。通話は不可能でもLINEなら繋がる？こともありますが、「100％すべてが不可能」という状況もありえます。さらにいえば、例えスマホが使えたとしても「全域」で停電し、それが長期化した場合、「充電」ができなくなるのですから、結局スマホなどが手元にあっても「なんら役立たず」という状況も想定しておかねばならぬのですよ。

当掲示板を閲覧されているような方々は、ITに強い方々かと思います。最先端デバイスを活用されている方々が圧倒的かと想像しますが、管理人のこの間の経験からいいますと、有事にもっとも頼りになり、超重要なtoolは「ラジオ」だと思っています。管理人はラジオ番組にも、過去、出演した経験があるのですが、「ラジオって普段、必要ですか？」という質問に、災害時に決定的役割を果たすと回答しました。其の考えは昔も「今」も変わりません。TVは視覚的で情報収集しやすい側面はありますが、「停電」してしまえば無用の長物と化します。巨大災害時、TVって全く役に立たないのです。

小型のラジオとアルカリ電池の備蓄を強くおすすめしておきます。

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ちょっと脱線しますが。

会社勤務のサラリーマンには無理ですが、自営業のような仕事をされている方々。スペースがあるなら「自転車」を置いておくことも、強くおすすめします。災害時、車は使えなくなりますし、鉄道網もダウンします。帰宅難民化しますが、自転車があれば10km程度のアクセス、なんてことありません。機動力は一気に高まります。ただ管理人の経験からいうと、巨大災害時に自転車を使うと「とにかくパンク」するんですね。ガラス片、無数の瓦礫片が散らばっており、考えられないほどにパンクします。https://kurashi-no.jp/I0015148　そこで管理人は一時期、ノーパンクタイヤに履き替え、走行していた時期がありました。関東大震災、南海トラフ巨大地震などが想定されている区域の皆さん、災害時でも走行可能な「ノーパンクタイヤ」への履き替え、ぜひとも、ご検討ください。

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理想を言えば。巨大災害時の通信確保は「アマチュア無線」だと管理人は、考えているのですが。衛星携帯電話も格安で普及すれば理想形なのですが、現実は、まだまだ先の話だと思いますし。